体重管理はフィードバックコントロール

2004年1月からNHKで放送された「はかるだけダイエット」を実践しています.以前は歩数も数えていましたが, 現在は体重と対応するBMI値の計算をしています.あと毎月新しいグラフ用紙を準備するのが面倒なので極簡単なCGIを作って世界中・いつでもどこでも記録できるようにしています.

約1年半で平均体重が74kg ⇒ 67kgに減りました.

参考: http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2003q4/20031015.html
(ためしてガッテン, 2003年10月15日 放送)

減量・ダイエットは理系っぽくいうと計測制御なんですね.


先回
エネルギーの保存を守れば体重は減りもしないし, 増えもしないと書きました.減量するには, エネルギの供給量(=食べる量)が消費量(運動によって消費されるカロリー)よりも少なくなればよいわけです.よく動いたか動かなかったかを計測するのが体重計.1日2〜3回くらいのると時々刻々とどのように変化しているかを追って行くことができます.サンプリング周波数は高い程(=頻繁)よい制御特性が得られますから.

このはかるだけダイエットの肝は頻繁に体重の変化を監視, グラフをつけて, そのグラフが右肩下がりの直線で近似できるようになるのをニタニタ喜ぶこと, およびその傾きが大きくなると喜びも倍増ということなんですね.

まずは朝と夕に1回づつ測ることを始める.体重計が無ければすぐに買いにいく.体重の変化は細かく追えるとすばらしいです.つまり(↑のリンクに説明されていますが)最小目盛が500gの体重計と, 50gのものとでは測れる精度が雲泥の差です.例えば, 朝の体重が48.55kg. 夕方が48.50kg だったと. 0.05kg減った---!と喜べるはずです.その方が強い動機付けが働きます.

そのようなちょっとの変化を続けながら, ずーと続けるといいんですね.

グラフの傾きを大きくしたいなー, と思えば軽くウォーキングなんかすればいいです.もし徒歩通学・通勤ができるなら実践して1日10000歩を目指す.またゴルフが3度の飯より大事という人は(強制的に電動カートの使用が義務づけられる場合以外は)バッグに14本クラブを入れて歩けばいいです.そのほうが足腰が鍛えられて球が飛ぶようになります(余談).

最近はジョギングをする目的が減量よりも, スィングのconsistencyとaccuracyを向上するためにやっているのが専ら...あと真夏の炎天下でのラウンドの熱対策.やっぱ何もしないと18ホールもたないでしょう.


続くか続かないかは結局は, 心の問題. いくら2〜3週で5kg減ろうが, 2〜3ヶ月後, 2〜3年後にそれを維持できているかどうかは, 継続を努力することと余分な誘惑を断ち切ることしだい.