ドライバーの是非

seihiguchi2005-11-17


ティーショットはゲームの中で2番目に重要と言われています (と私のコーチが申しておりました). ちなみに1番目はパット. ティーショットに使う道具といえば, ドライバー.

以前, 随分前に, Breaking 100のエントリーで, 80を切るあたりまで, ドライバーなんていらないと豪語していましたが(90って書いたつもりだったけど, 見返したら80だった), 全く公約に反して約1ヶ月前からドライバーを入手してコースで使うようになりました. 随分な心変りです.


実際、ドライバーを使うようになってからスコアがよくなり, ハンディキャップが徐々に下がり始めています.


ティーショットでドライバー使うのは当り前だろ! と思われるでしょうが, 考え方はこうでした. ドライバーなんて, ミスする確率の方が成功する確率よりも断然高いので, 使わないほうがスコアがよくなるはずだ. 確かに、ゴルフを始めて1年強, スィングのconsistencyがあまり高くない状態ではドライバーよりもよりforgivingな3-woodで打ったほうが, 飛ばないけどトラブルを回避できます. が, 一向にスコアが大して縮まらない.....

本気でスコアを縮めたいなら, ハンディキャップ2ケタのプレーヤーはバッグからドライバーを抜く. ティーショットは 3-wood か 4-wood で十分. かえって平均飛距離は伸びるものである.

中部銀次郎氏の教え (ゴルフはやさしい) にあり, 実行していたんですが, どうも自分の場合は逆に, ドライバーを使わないという制約を自分に課していたためにスコアが伸びる余地を潰しているのでは?, と気がついたわけです(2005年9月). もちろんショートゲームの熟達とマネージメント力が必要です. 現在ハンデ23(22.9)ですが, 一緒にプレーする人達やコースの監視員(Marshal)らはYou shouldn't be hitting more than 90.というくらいに見えるスィングらしいです.


それらを考慮して思い切って, NIKE IGNITEeBayで新品を超格安購入 (私はNIKE好き). さすがに最初はスライスが多かったものの, ちょっと練習するとわりとまっすぐ飛ぶし.

やはり実際に使った感想して, ドライバーを使うと, 当り前だけど, 3-woodよりも飛んで, パーオンするチャンスが倍増する. 平均飛距離はたしかに未だ3-woodよりも伸びないが, スコアは縮まりつつあり, よりグリーンを狙えるチャンスが増えて, なんちゃってパーが取れたりします(ボギープレーヤーにとってはバーディに相当する). 以前まではどうしてもグリーンに届かなかったホールでグリーンに乗る. 3-woodだとPar-4なんかはどうしても2打目は200ヤード近く残ったりして7-woodばかり打つことが多かったんですが, ドライバーのお陰で2打目は6,7番アイアンで打てる機会が増えました.


1年間ドライバーを使わなかったからといって、損だけしたかというとそうでもないです. 3-woodばっかり使ったり, セカンドで7-woodを使うことが多かったせいで, fairway woodが楽に打てるようになりました. 特に3-woodは(多分)一般に苦手とする方々が多いかもしれませんが, Par-5の2打目など積極的に使えるし, fairwayが狭いPar-4などでぜったいにミスできないときにティーショットに使ったりと. 心理的に3-woodなら絶対fairwayを打てる気がします. 実際3-woodはティーショットに使うことの方が多いですねぇ.


ドライバーをミスするのも結構精神的なものが大きいかもしれません. いいショットが出るときは多分、ターゲットだけに注意が及んでほぼ無心でボールを打っている. 逆に失敗するときは, スィングプレーンやクラブヘッドの軌道を気にし過ぎている, またはハザードやスコア, 前のホールの失敗など余計なことを考え過ぎていることがほとんどです. 自分の場合は非常にボールが飛ばない特性を持つので, 「同伴競技者よりも飛ばしてやろう」という欲はないです. 例えば7番アイアンの平均飛距離は125〜130ヤードがせいぜい. これは5%くらいの確率でしか出現しない最大飛距離 (せいぜい150くらい)とは違います (標準偏差は半径15ヤードくらいの円). 飛ぶこととスコアがよいことは必ずしも一致しませんし, 飛ばすことを研究するよりもConsistencyを向上させた方が楽にスコアが縮まります (結果として平均飛距離も伸びる).


現時点の結論として, ちゃんと練習すればドライバーを振るのもさほど難しくない (i.e. スコアを崩さない範囲に納める), ということでした. ということでハンデが20だろうが, 2ケタだろうが, 使ってもよい状況が的確に判断できれば (i.e. ティーショットを少々曲げても怪我をしないホールかどうかなど), ドライバーは積極的に使うべしですね.