たまには道具を疑うのもよろしかろう


自称, 道具に大したこだわりがなく, 理屈なんかもよく分かっていない. 所詮ゴルフはスポーツ、体を使ってなんぼ、頭を使うのは道具の理論よりもメンタル及びコースマネージメントに重点を置くべきだと思っている (より上の水準に到達するには道具にこだわるのも必要だろうが..). 基本的に道具を選ぶときは (といっても中古セット以外ではパターを除いたクラブはそれぞれ1回しか買ったことがない), (1) 見た目がよくて, (2) 打ち易いものを選ぶ. 要するにクラブは「面食い主義」. 今の時代, 各ベンダがしのぎを削ってR&Dをした製品が選り取りみどり揃っているのである. わざとミスが出やすくなっていたり、飛ばないように設計、製造されているクラブなどあるはずがない. スペックがそれぞれのプレーヤーの特性に適合していることは必須であるが, スコアが悪い原因を疑う際には技術面を見直すようにしている. クラブは人間が振るものであり、人間がクラブに振り回されるものではないし.


しかしながら, なぜか自分の道具のなかで SW だけが上手く打てない. PWよりも距離にバラツキがでる. 75 yds飛ぶはずが, 90 yds, 60 yds, 50 yds になってしまうことがよくある. いくらHigh-handicapped playerとは言えど, SWで距離に+/-20%のエラーが出るのはいただけない.


この精度が出ない原因はグリップが細いせいだと決めつけて、早速グリップを交換しにいったところ, 実はSWのシャフトが異様に変形、曲がっていたことに店員さんが気がついた.  0.005 x^2 - y = 0 くらい, 明らかに誰が見ても一目で分かる曲率で曲がっているのである. 実際周囲にいた独立した4人の客に見てもらったところ, 口を揃えて曲がっているという結論を得た .


調子が悪いときには、たまには技術よりも道具を先に疑ってかかるのもよいのかもしれない.