Rich Dad & Poor Dad と Ben Hogan's Five Lessons
以前にRich Dad & Poor Dad (金持ち父さん、貧乏父さん)を読んだと記録したが, それの続編.
記述のスタイルとして, ボンビラスを詰るような表現 (として自分では思う) が気にかかるが, Rich Dad & Poor Dad は面白く読めたので続編を買ってみた. 少々衝動買い・無駄遣いをしている感があるが、financial literacyの基本を知ることと英語の勉強をするためだ, という言い訳をしておこう.
Rich Dad's Cashflow Quadrant: Rich Dad's Guide to Financial Freedom
- 作者: Robert T. Kiyosaki,Sharon L. Lechter
- 出版社/メーカー: Business Plus
- 発売日: 2000/05/01
- メディア: ペーパーバック
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Rich Dad's Guide to Investing: What the Rich Invest in, That the Poor and Middle Class Do Not!
- 作者: Robert T. Kiyosaki,Sharon L. Lechter
- 出版社/メーカー: Business Plus
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: ペーパーバック
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衝動買いついでにこれも入手 (読了). 以前, Peter Lynch の One Up on Wall Streetを買って2回読んだけど, literacyが乏しい自分としては, dummies の方が読みやすい (理解しやすい). dum-dum.
- 作者: Paul Mladjenovic
- 出版社/メーカー: For Dummies
- 発売日: 2006/01/02
- メディア: ペーパーバック
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で、趣味のための書. Ben Hogan の Five Lessons - The modern fundamentals of Golf -. 個人的にスィング理論などについて解説した本は読まない, 読むくらいならプロのスィングの写真や映像をじっくり眺めて真似したり、盗んだ方がよっぽどいいと思っているのだが, Hoganの書はすばらしい. イラストがふんだんに描かれてあり、解説の表現もわかりやすい.
本の中でHoganは基本を身につける重要性を説いている. 前半部分ではグリップおよび, セットアップ (構え) という一番大切な基本事項を詳述しているのだが, それぞれについて20ページに渡ってvisual aidを活用しつつ説明しているのだ. ここまで詳しく、分かりやすい説明は見た事がない. スィング自体 (the first part of the swing, the second part of the swing) についても素晴らしい. あらゆるレベルの学習者にとって良書となるはず.
- 作者: Ben Hogan
- 出版社/メーカー: Golf Digest
- 発売日: 1990/11/01
- メディア: ハードカバー
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I do genuinely believe this: THE AVERAGE GOLFERS IS ENTIRELY CAPABLE OF BUILDING A REPEATING SWING AND BREAKING 80, if he learns to perform a small number of correct movements and conversely, it follows, eliminates a lot of movements which tend to keep the swing from repeating.
(本書より抜粋)
アベレージプレーヤー (ハンディキャップにして幾つかは分からないが, 18〜30程度..?) にとって「正しい基本」を習得することができれば80を切ることは充分に可能であるという. 正しい基本、正しい動作を身につけることは一昼夜では無理だが, 数ヶ月から半年くらい辛抱強く取り組むとハンディキャップはたちまちのうちに下がると書いてある.
「正しい基本をマスターする」ことは万事に共通. ゴルフが特別なわけではない. しかしながら, いざゴルフとなると途端に人格が変わったように振る舞い、簡単なことを難しくしてしまうんですね.
加えて、この本の利点の1つは、100ページちょっとで文字が大きいのですぐに読めてしまい、繰り返し読むのにも苦にならないということか.
最後に, Jack Nicklausのプレー、ゲームについて書かれた The Nicklaus Way. 彼の技術についての解説も面白いのだが、個人的には最終章のコース戦略とメンタルについて書かれたMASTERMINDが好きだ.
- 作者: John Andrisani
- 出版社/メーカー: William Morrow Paperbacks
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: ペーパーバック
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When Nicklaus finishes a hole, it's as if a door closes behind him. He never brings mental baggage to the next tee.
(本書より抜粋)
前のホールでの失敗を次のプレーに持ち越すことをしない. 頭で分かっているつもりでも、いざ本番になるとなかなかできないものだが, できるできないでは確実に雲泥の差が生じる.
過去の失敗を分析して原因を探り、未来に遭遇する現象に学んだことを応用することは大切なのだが、失敗したことを単にずるずると悔やんでも、それを取り消すことはできない. なんか最近は、人生も足し算のゲームなのでは? と考え始めた今日この頃. 完全に病気ですな...