自分の娘が婿を連れてきたらゴルフ場に連行せよ。
ゴルフというのは少なからず、個人の性格・特徴がプレーに反映されるものだ。
多弁な人、陽気な人、寡黙で緻密・精密な作業が好きそうな人、礼儀正しく誠実な人、辛抱強そうな人。。。。などなど、コースに出ればいろいろな人と出会う機会がある。
さて、初めて会う人がいて、長期にわたって(短期でもいいが)永くつき合う可能性がある人が現れたとする。すると、どうしてもその人物がどういう人間か?ということを知りたくなる。そういう場合はいろいろ方法はあると思うのだが、「ゴルフ場に連行して、一緒にプレーする」のも一つの評価方法になりうると思う。それも1回だけでなく、数回、最低3回くらいは行きたいものだ。
断っておくが、ゴルフを一緒にするだけで、人の全てが見通せると豪語しているのではない。あくまでも、判断・評価の一基準を与えるに過ぎない。加えて、ゴルフに興味がない場合には、この方法はなかなか使えないからだ。
ここで、どれくらいのスコアで回るか、120台でまわるとか問題外だとか、70台でまわるからいい奴だとか、ということを言うのではない。18ホールで150叩こうがあまり問題にしない。
敢えて、スコアを基準に加えるなら、スタートする前に本人の平均的なスコア(できればハンディキャップ)および、この数字だけは叩きたくないという数字を聞いておく (例えば, 100を切ろうとしている レベルなら110は絶対に叩きたくない数字だ)。スタート3ホールで、3連続ダブルパーが出てしまったとする。大体これでパーに対して12オーバーになる計算だから、100を切ることを目標にしていたら、結構嫌気がさしまくってしまう状況だ。誰にとっても3連続、雪だるまスコアというのは嫌だが。。。。。果たして、残りの15ホールは消化プレーになってしまい、投げやりな醜い醜態をさらし続けるのだろうか?
もしこういう状況があれば、ここでその人の性格を少々知るいいチャンスだ。
- 頭に血が上って、最後までずーと、見苦しい振る舞い(怒ったり、八つ当たりしたり、叫んだり、クラブでフェアウェーを叩きつけてキズをつけたり)を続けるか?
- 怒りを抑えることができるて、冷静でいられるか?
- 決してハッピーな心理状況でなくても、周りに気配りができるか?プレーの遅延を招いたりしないか?
- のこり15ホールもあれば、どこかでパーが転がりこんできたりするから、とあきらめずに前向きにプレーするか?
- 目標の100を切ることは難しいかもしれないが、できるだけ悪いスコアを残したくないからと、最低限110は打たないようにと、目標を一つ下げてみて、気分を変えてみるか?
多分、座敷に堅苦しく座って、当たり障りのない話をするよりも、相手のことが分かりやすくなるはず。
この「変な会社のつくりかた」に、新入社員を採用するときは一緒に「人生ゲーム」を行うと紹介されていた。
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やはり、数字や履歴書の文章だけで評価するよりも、人の内面を推察するには一緒に遊んだりするのが適しているのだろう。
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「ゴルフの魅力・楽しさは何か?」と聞かれることがあるのだが、
そんなことを一言で語れるくらいだったら、日記にだらだらと長文を書いているはずがない。