エンジニアリングに便利なハンドブック。


授業のプロジェクトに必要な記事に引用されてある参考文献を探していたら、こんなのが出てきた。

Handbook of Thermoelectrics
CRC Handbook of Thermoelectrics (PDF)
CRC Handbook of Thermoelectrics (Google Books, 全ページアクセス可能ではありません)


もう一つは、物理化学のハンドブック。

Handbook of Chemistry and Physics
http://www.hbcpnetbase.com/"

エンジニアリングの問題に取り組む上で、物性値や物理定数など、何かと必要になる。無料でこのような素晴らしい資料にアクセスできる現世に感謝。


さて、期末課題は金属と半導体の電気・熱接触抵抗 (electrical, thermal boundary resistances/contact resistances)を推定することになったのだが、未知の分野であることもあり読むものが多い。問題自体が文献調査が大半を占める性格のものなので、必然的に紙の量が増えるのではあるが、すでにバインダーが満杯になってしまった(授業レベルの課題なのに。。。)。なんてこった。まだもうちぃっと増えるな。(最後の最後で、実は後世にかなり役に立つかもしれない授業を取れたかもと自負してますが)

接触抵抗は、ナノスケールの話 (コンピュータのチップなどのマイクロデバイス)になってくると、非常に問題になるらしい。他の熱抵抗に比べて相対的にデバイス全体の発熱量に対する影響が大きくなり、膨大な発熱およびパフォーマンスの低下の問題を引き起こす。データセンターの空調の最適化に加えて、「チップレベル」での発熱を押さえる熱設計が世界的に課題になっているようだ (いわゆるM/NEMSという分野です)。