Poppy Hillsでの反省: 非現実な欲がプランへのコミットを妨げる。

綿密なプランは立てたものの、コミットができない。まず第一に、プレー前日は夜2時まで寝ることができず、翌朝6時におきてでかけていった。健康管理を怠ったことが最も情けない。2時間運転してクラブハウスに到着した時点で、すでに息が切れており、パットやショートゲームのボールを1球打つごとに深呼吸しないと身体がかなり苦しかった。睡眠時間が少ないと、身体が機能しないことは分かっていながら、前日は夜更かしをしていた。阿呆すぎる。


そうはいいながらもゲーム自体は悪くなかったのだが、第7, 9, 11, 14, 16ホール「欲」と「ぼーとっとした頭のため、メモしたプランが頭から抜けて」何も考えずにプレーした。結果、この5ホールだけで20オーバーを果たした。しかしながら、その他13ホールでは、Personal Parよりも2打少ない、2アンダーで回れた。

これらの問題のホールでは、すべて100ヤード以内のミスだ。しかしながら、特に9,11,14番では1,2打目のミス (打ちミスではない、クラブの選択あるいは、落下地点の選択ミス)が大きく影響した。

9番ホール (Par-5)

1打目は予定通りゆるやかにフェードをしながらドライバーで200ヤード稼ぐ。事前の計画会議でヤーデージブックには2打目は6番アイアンでフェアウェーの切れ目まで運び、130-150ヤードのアプローチのパーをかける、とメモをしていた。この9番ホールはではこれまで毎回、激しい傾斜の斜面からアプローチを強行して7打ばかり叩いてきたのである。が、何も考えずに19°ハイブリッドを手にして、またもや下りの斜面に打ち込んでしまった。そこからアプローチでリカバーできず8を叩く。

11番ホール (Par-3)

ここはPar-4としたホール。右側のバンカーは特にさけたいところで、ピンがグリーンの手前にない限りは、グリーン手前にショートさせて、チップかピッチで寄せるという計画にしていた。グリーンセンターなら4番アイアンくらいだから、大体5番アイアンくらいを短くもって攻めるつもりだった。が、ぼけーっとティーグラウンドに向かってなぜか4番アイアンをスライス、一番打ってはいけない右側のバンカーに打ち込み、玉砕。

14番ホール (Par-4)

過去4回のうち2回Par, 平均ストローク数が4.75と好成績のホールなので、Parを狙うことにした。しかしながら、左側に連なるバンカーを越えるには210ヤード程度はキャリーさせる必要がある。ヤーデージブックに書いたプランではドライバーでバンカー群を越す計画を立てていたのだが、当日は安定して200ヤード程度しか飛んでいなかったので「これを越すのはほぼありえない」と達観した。まではよかったのだが、無謀にもバンカーを越すようにうち、バンカーに打ち込んだ。ライがさほどよくなかったので、3打目をウェッジで打てるあたりまで安全に出すのが鉄則だったが、無理矢理グリーンめがけて打った。が、グリーンから40ヤード程の「一番打ちたくない (練習量が少ないから)」バンカーからのアプローチを強いられ万事休した。

上記のミスはすべて、ショートゲーム等で挽回することが可能なのであるが、それは自分の実力を越えた力を要求する。ゆえに、できないことはしないほうがいい。実際、ドライバーショットは大して飛ばないが概ね200ヤード飛び、11回中8回フェアウェーを捉え、その他の3回も次打が楽に打てる場所にあった。結局、成績のばらつきが激しいのはショートゲームによるミスをカバーする力とプラン(欲の制御)の欠如による。


あまりにショートゲームが酷いのでどれくらいの確率でラフの10ヤード, 20ヤードからホールから1m以内に「寄せ」られるか調べてみた。結果は、

距離 打数 1m以内 カップイン (1m以内に寄る)確率
10ヤード 70 30 2 43%
20ヤード 70 20 0 28%

だがどうも、正確には分からないのだが、それショートゲームとプラン以外にも原因がある気がする。



中部銀次郎氏が主張するように

「本気でスコアを縮めたいならば、」

  • ハンディキャップが2桁のゴルファーは、ドライバーをバッグから抜く。
  • クラブは7本あれば十分。勿論ドライバーはいらない。

成績の不振は、ドライバーのミスが直接の原因とは関連付けがたい。ただ、(あまり練習しないで&お金をかけないで)本気でスコアを縮めたいので、6,7本くらいでプレーしてみようと思う。例えば、3-wood, hybrid(19deg), 6,8,PW,SW,PT。3-woodも要らないかもしれない。

フェアウェーキープ率は無意味な指標

ティーショットでフェアウェーをいくらキープできるかは、スコアとさほど関係がない。具体例はhttp://www.pgatour.com/などのウェブサイトで実際のスコアカードと成績を参照すれば明白なので省くが、WoodsやMichelsonはPGAツアーにおいてフェアウェーキープ率で150番あたりにランクインしている。よってこれからスコアカードには、ボールを「In play」にできたか、つまり「次打がやさしく打てる場所に運べたか」をチェック項目に挙げたいと思う。ティーショットを打ち上げて150ヤードしか飛ばず、フェアウェーの真中に落ちたからといって、それがスコアに繋がるはずはないからだ。