自己責任: These things happen... の解説

先週末の解説にあたるもの.

  • 同伴者に惑わされないこと (距離は自分で図る, 余計なことを言わない、しない、また気にしない)
  • 自分のスタイルを貫くこと

について「言い訳」をします.

後で結果を確認してみるとNet 78 (Par 72), Gross 102で第5位であったので、とんでもない大崩れはかろうじて免れていたことが判明.


(続きは不愉快な内容が含まれる可能性があるため、気分を害された場合は御容赦ください)

These things happen...

当日の朝から、前日の蟹の余韻が残っていた為か定かではないのだが、浮き足だってショットがぼてぼてで、どうにもこうにもゲーム開始までにはとても直りそうにない. 「まぁ、こんなこともあるだろうから、今日はそこそこ前へボールを運んであとはアプローチとパットに賭ける」と割り切った. 不思議なことに, 15フィート程度の決して易しくはないパットが割りとぽこぽこ沈んで、物事を割り切ることに意外な利益があることを発見.


あまりにショットが悪いので、すべてクラブは1.5インチは短くもち, three-quarterでかるーく打つ. 加えて, 信頼性の低いドライバーは車のトランクに捨てておいて、Strong-3W (13 deg), 4I, 6I, 8I, PW, SW, パターという7本構成. 当然fairwayでは3Wは1度も使わず、4I, 6Iでボールをアドバンシングして、完全なボギー・ゴルフ (Par 90)をする戦略にした (少なくとも意図したつもり).

同伴者に惑わされる (1)

で、多分↑の戦略は力量からいっても間違ってはいなかったと思うのだが、まだまだ同伴者のささいな一言にかなり翻弄されてしまう. どう言うと筆者を翻弄させる、惑わすことができるかというと、

(ピンまで残り200ヤード, ライはかなり悪く爪先下がりで、fairway右は全てウォーターハザードという状況で) 「これなら、ピンが狙えるでしょ!」というまったくもって"張り倒したく"なるような一言をいわれる.

まず、残り距離だけで判断する安易な判断が許せん. それに、ハンデが2桁のプレーヤーが200ヤードの距離をオンできる可能性を考えると、そこで狙ってしまうのは(個人的な見解では)挑戦ではなくして、ただ「無謀」なだけである. ていうか、直感的に、動物的本能でも「これは無理」だと分かるべきだ.


ハンデ0のスクラッチ級であれば、狙ってもよいのかもしれない. が、特にハンデが20もあるような力量では、グリーン手前100ヤードくらいに運ぶなりして、次のアプローチがピン近くによることに賭けるのが懸命、健康な判断だと思うし、楽天的といえる. ボールの止まっている場所も相当打つのに難しい場所でもあるし.


また、これと似たような状況があり、ピンまで190ヤード, 手前, 左右は全てウォーターハザード. キャリーで180ヤードは最低打たないと水に落ちてしまう. そこでも同様に、「これ、狙えるでしょ」と.


全くもって、こいつ (ハンデ20) はわかっていない. 高慢である. 届く距離なら乗せられることはない. 野球のホームランとは違うのである.


(当日携行していた道具の中で) 4-ironで芯を食えば届くことはある. 多分、20回に3回くらい. それに当日の調子では、とてもじゃないが芯にあてるのは無理だというのは、回りから観ていても容易にわかる. やはり狙おうと思うのは、ただ無鉄砲なだけで考えがない. 横にいたシングル達は分かっていただろう.


結果としては、100ヤード辺りにレイアップを試みたショットが30ヤード程度しか飛ばず、150ヤードの池越えに挑む羽目になり、奴からしてみれば「愚かモノめが」という思惑通りの展開になってしまったのだが.....(だから余計腑に落ちない) とりあえず、「Well, these things happen.」と念じてやり過ごす.


自分の意見では、ゴルフは一発の奇跡のためにプレーをするもんではない (一発芸ではない). はっきり言って、バーディなんかがたまたま出てくれる一方で100を叩くよりも、18ホール全てボギー, 90で回るほうがよっぽどいい.


人生においても(複雑ではあるが)、一発の成功、一獲千金を狙うのもありだが、自分の場合はもっと地道に日々の積み重ねで徐々に長い時間をかけて*1成長をしていく路線がいいな. 「うさぎと亀」でいえば「亀」, 「ありとキリギリス」でいえば「あり」を選ぶ. だから、(できるだけ)徹底的に確率と可能性を重視し、楽天的 (アホという意味ではない) に判断をすることを心がける. ときには、最悪を覚悟して挑戦しなくてはいけない局面に出くわすことは避けられないのではあるが.


けど、やっぱりスポーツはスポーツで、運動神経がなかなかついて来ないわけだな、これが (要するに練習が必要ということ).


同伴者に惑わされる (2)

これこそ、ほんとーに、どうでもいいことなのだが、「距離を図る」ことについて. これまた、↑の人の言動に関してなのだが、「距離くらい自分で、目測できるようになるべきであり、人に聞くな」と思ってしまう.

しかも、Yardage Bookを自分の手にもっていて、「グリーンまでいくら?」と平気で聞いてくるのだ. しかも競技中に同伴者にアドバイスを求めたりすることはルール違反.

本来、コースにはヤーデージを表示する杭やマークは取っぱらってしまっていいと思う. 距離を見積もることも、地味ながら大切な技量なのだから.


って、こんな他愛のないことを, (表には出さないでいたが)気にしてしまうとは情けない.


自分のスタイルを貫くこと

長くなってしまったが、最後に「自分のプレースタイルを貫くこと」について.
かなりしつこいようだが、↑のハンデ20氏の発言に関して.


先述の通り、当日はドライバーは信頼性が低いので抜いて、7本セットでプレーした. それについて、一緒に回った片手ハンデ氏らには意図を理解していただけたようなのだが、彼は「よくドライバーを封印できますねぇ...」と.


私は、決して封印という「使いたいけど我慢している」わけではなく、期待値の低い、利用価値の低いモノに無駄な労力を投資したくないだけである.


一度練習場やコースで、(OBやチョロを含めた)ドライバーの平均飛距離、フェアウェーキープ率などを正確に計測してみると、如何に信頼性がおけないかがよく分かる. それよりも、ロフトが大きくてシャフトも短い3-wood (といいながらも13°のstrong 3-woodだが) の方が手痛い失敗が少なくて平均的にいい結果がでる. 少しでもいいスコアで回るのが目的であれば、ドライバーの使いどころをしっかりと選択するべきだ. Par-3以外は全てドライバーというのは考えもの.


横からイランコトをえんやわんや言われながらも, とあるPar-4では (380ヤード程で、グリーン直前に20ヤードほどの川がある) 4-ironを2回繋いで運よくParで上がることができた (これははっきりいって奇跡に近い). 一方で、300ヤードほどの短いPar-4にて、(大して飛ばさなくても2打でグリーンに届く可能性が充分にあるので) 4-ironでティーショットを打ったら、40ヤード程度しか進まず、自分としては3打で届けばええから、130x2ヤードで無理なく辿りつくなぁ...と分析していたら、

「コンサバにせめて、それやっちゃうと、いたいよねー, げっへっへ」と.

なんてことを言うんだぁ, 君はぁ...


それでも馬の耳に念仏状態で聞かなかったことにしたのだが、直前のホールでわずか30cmのパットを外すという醜態をさらしていたこともあり、内心かなり穏やかではなかった. それでも紳士に振舞い(振る舞ったつもり)、何ごともなくその日のゲームは円満に終了. いや、ほんとに. これは真実です.

やっぱこの日はその後, 誰にも会わなくて正解だったなぁ. 皆さん(複数)賢い!


ということで、「余計なこと」は言わない、気にしない.

*1:無論一生を終える前に