名言 (Play it smart / play it safe.)

何度も同じネタを引っ張っているが(Guide to Investingを読み始めたこともあり), Rich Dad & Poor Dadで紹介されている文章は名言だと思う.

  1. Play it safe. Don't take risks.
  2. Play it smart. Learn to manage risk.

この2つは長い年月の間にとんでもない差を生む. 本自体はfinanceについて書いてあるのだが、結局は個人のmental attitudeが1と2のどちらに落ち着くか次第だと言っている気がする.


110や100を切れないで切歯扼腕しているなら、今一度技術だけでなく、他の要素を見直すべきだし, それに気がつくとハンディキャップは瞬く間に下がる(と思う...). 多くの場合が、見栄や管理余地のある精神的なものだったりするのだが、自分の場合はとにかくリスクを避けて気弱な攻め?ばかりしていたために、8ヶ月くらいの間, 大してスコアが下がらず停滞していた. play it safe と play it smartの違いを体感し、riskをmanageすることを初めてから18ホールで10程度はスコアが下がったと思うし、技術的に何も変えることなく今も下がり続けている. まずは、言い訳や理屈にこだわるのをやめて、「どういった状況(心理)でよい球が打てているのか」、「練習場と本番でなぜ極端にパフォーマンスに差が現れるのか」を厳正に見直してみるとよいでしょう. 全ては甘くも辛くもない、正しい自己評価、「自分を知る」ことがスタートです.


リスクや失敗を恐れると言えば、「こんなことに挑戦したいけど、失敗したらどうしよう」などと考えて結局何もしないというケースをよく目にします. これまで何人か「海外の大学院で学びたい」という方々のお話を聞く機会がありましたが, 実際に行動を起こしたのは私の知る限りでは数名程度. 「やっぱ無理だ」と動く前に諦めているのはもったえなく、それは1の"Play it safe. Don't take risks."ではないかと思います. 上手くいくか、しくじるかはやってみないとわからないものであり、行動を起こさねば成功することは絶対にありえまへん. 自分の場合はいろいろと様々な要因がよい方向に動いてくれたおかげで, ただ運がよかったと弁えねばなりませんが(特に一番ネックになる金銭面で)、もし一念発起して動いていなければ今よりももっと薄っぺらい人生になってたんじゃないかなー、と思います. とてーもいろんな意味で「鈍い」自分は、ごく最近、わりといい状況におかれていることに気がついてきた... ほんとに、この「超」がつくほどの「鈍さ」をなんとかせねばなりません.


例えば宝くじは (完全なギャンブルの1種ではあるが)当てたいと思えば宝くじは買わねば当たることはない. 外れる確率は高いが、買わないことには始まらない. 本当に周りの人間はいろいろと「あーだ」、「こーだ」言いますが、意思決定をできるのは自分自身です (責任を取るのも然り). 人生、自分のスタイル・主義を貫いてなんぼ. やっぱり、"learn to manage risk"な主義を選択した方が、人生の輪が広がるはず(と自分に言い聞かせている今日この頃). NIKEのCMの最後に, "Just do it." というフレーズが登場するのだが、これが意味するように人生やりたいことがあったら、とりあえず行動を起こす、挑戦してみるべきでしょう.


次第に脱線してきたましたが、ゴルフってスポーツ*1は摩訶不思議な魅力と教訓を与えてくれると思います. 少なくとも本業が崩壊しない程度に真剣に取り組めば...

で最近、何かにまよったときはこうやって考えたりして決定することがある. 「もしこれが人生最後の日だったら」とか、「人生最後のラウンドだったら」と言い聞かせて、悔いを残さないようにやりたいことを思いっきりやることにしています. で, 慣れない1-woodを振り回して時には谷に転落したりしますが, それでも「失敗を恐れてやりたいことを無理に我慢して指を加えてやり過ごす」よりは悔いは残らず, むしろスッキリして次の問題にアタックできるはずです.


この訳の分からない文章にピンと来た方々に幸あれ.


Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money-That the Poor and the Middle Class Do Not!

*1:ゴルフがスポーツか否かという議論はここでは受付ておりませぬ. あしからず.