バックプレー
っていい. なんかとても上手になった気分に浸れます.
先日, 夕方に突然友人から電話が入り、「今から◯◯の1番ホールに来い、もうあんたのgreen feeは払っておいたから」と半ば強制的に誘われてプレーすることになった. 日が長くなってくると、夕方6時を過ぎてからでも9ホールだけプレーするということが可能になる. これは本当に素晴らしい.
最近, 半年くらい前に比べてわりと人並み(アベレージプレーヤー並み)のちゃんとした技能が身に付いてきたというか、練習場でのパフォーマンスを実践でもほぼ同じように再現できるようになってきたお陰で飛躍的にハンディキャップが縮まり初めている徴候が見られる(自称). ということで調子にのってこの日は、相方と一緒にバックティーからプレーさせていただいた.
HOLE | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | OUT |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Par | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 5 | 36 |
Score | 7 | 4 | 6 | 5 | 5 | 4 | 5 | 3 | 5 | 44 |
+/- Bogey | +1 | -1 | +1 | +1 | 0 | -1 | 0 | -1 | -1 | -1 |
To Par | +1 | 0 | +1 | +2 | +2 | +1 | +1 | 0 | -1 | -1 |
Putts | 2 | 1 | 3 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 | 15 |
バックティーとは言っても、レギュラーティーに比べて20-40ヤード距離が伸びるだけである. 事実Par-3の難易度は高くなるが、庶民ゴルファーにとって、その程度の差というのはあまり大した差ではなく、心理的に「飛ばさないといけない」と自分で自分に制約を課してしまい、無駄に簡単なことを難しくしてしまうようだ. なぜかというと、庶民にとってParは狙ってとるものではなく、「おまけ」である. bogeyが取れれば合格なのだ. 何度も主張するように, 18ホール平均してbogeyで90前後でラウンドできる(数学的)事実を理解して見栄をはらず気楽に打てばよい. バックティーとはいえ、bogeyで上がるのは難しいことではない.
レギュラーティーから400 ydsあるPar4ホールが, 430 ydsになったからといって, "All you need is bogey."となれば, "It's not rocket science."だ. 無論、Parを取れる可能性は絶望的に低くなる...
例えば, 3番や4番のウッドで200 ydsくらいを目安にスタート. 2打目はライ次第だが, 5-woodや7-woodで160-180 ydsくらいのつもりで軽く打つ. すると残りは50-70 ydsくらい. それを SWのフルショットやPWをコントロールして寄せると. なんちゃって、運良くよればparが取れます. 寄らなくても2パットで納めることも充分に可能でしょう.
当日は Fairway Hit(フェアウェイキープ率)が100%だったくせに (1-wood = 6/6, 3-wood = 1/1, 7打を平均して220-230 yds飛んでいるのは庶民レベルでは合格とすべき), GIR (Green In Regulation, パーオン率) = 0%. 距離の計測ミスや, アプローチの正確性が低い.
この9ホールの結果によるハンディキャップインデックスは6.6. 単純に2倍して13.2だ. どんな性格の人であれ, ゴルフとなると突如人が変わったように高慢になるのが常なのだが, これは素直に嬉しい.
技を磨けば、ある程度のところまでは自身がつき、それによって心の部分も鍛えられはするが、究極は技ではなく心の問題に帰着する。このことを、ゴルファー諸氏に知ってほしいと思う。確かに心の問題は、技のように「うん、進歩しているな」という手ごたてがないだけに、自分でも心もとなかったりするかもしれない。が、いつか自分のゴルフが乱高下しなくなっていることに、ふと気づくはずなのだ。そして、ハンディキャップは飛躍的に縮まり始めるのである。
出典:
中部銀次郎 ゴルフの神髄―新編もっと深く、もっと楽しく (日経ビジネス人文庫)
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