Poppy Hills Golf Course @ Pebble Beach (ペブルビーチ, 17 マイルドライブ内)
先日、Pebble Beachで有名なMonterey半島にあるPoppy Hillsへ行ってきた。 このコースは17-mile driveとよばれる公園の敷地内にあり、近くにはPebble Beach, Spyglass Hills, Cypress Point, Spanish Bayといった名コースが隣接しているリゾート地帯である。このコースはNCGA (Northern California Golf Association)のホームコースであり, リゾート地帯に造られているのだが非常に(ゴルフ場としては)お手軽な値段でプレーできるのである。当日のgreen feeは$52 (これにカートとYardage bookを付けた)。これなら自宅近くのmunicipal course (市民コース) でプレーするのと変わらないか安い場合もある。
リーズナブルな値段でプレーできるとはいえど、PGA TOUR's AT&T Pro-Am golf tournamentの開催地 (Pebble Beach, Spyglass Hillsと共同開催)でもあるのでこのコースは非常にchallengingなのである。USGAのslope rating (各コースの相対的な難易度を評価する数字, 113が標準) は144/135/126. Municipalのコースだと一番後ろからプレーしても125前後というくらいなのであるから、かなりミスに対して厳しいコースといえる。
このコースは林の中を突き抜けて進むといった感じである。ハザートもよく考えられて配置されており、グリーンは必ずピンの下にボールを付けないと簡単に3パットを保証するようにうねっており、気が抜けない。林の隙間から太平洋を拝むことができるホールもあったりして、深緑を楽しむのもいい。が、そんな余裕はなかなか生まれないであろうが。。。
上空からの写真:
結果
スコアカード:
HOLE | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | OUT | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | IN | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
White 71.3/135 | 390 | 115 | 369 | 513 | 381 | 149 | 351 | 370 | 496 | 3161 | 472 | 163 | 502 | 377 | 385 | 175 | 402 | 126 | 474 | 3076 | 6237 |
Par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 5 | 36 | 5 | 3 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 5 | 36 | 72 |
Score | 7 | 4 | 5 | 6 | 5 | 4 | 4 | 6 | 7 | 48 | 8 | 4 | 6 | 5 | 5 | 3 | 7 | 3 | 7 | 48 | 96 |
+/- Bogey | +2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -1 | +1 | +1 | +3 | +2 | 0 | 0 | 0 | 0 | -1 | +2 | -1 | +1 | +3 | +6 |
To Par | +5 | +5 | +5 | +5 | +5 | +5 | +4 | +5 | +6 | - | +2 | +2 | +2 | +2 | +2 | +1 | +3 | +2 | +3 | - | +6 |
Putts | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 3 | 2 | 2 | 2 | 18 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 17 | 35 |
アプローチのミスによるミスの連鎖を防ぐ
前回(2005年12月)に比べて劇的にスコアを縮めることはできなかったが (105(OUT:57, IN:48)→96), Fron-9とBack-9のストローク差がゼロというのはよいことであり、(実際は45を目標にしていたのだが)ハーフで50を超えることはなかったのは進歩の証である。トリプルボギーを3回犯しているのだが、それらは全てグリーンから90ヤード程度のアプローチのミスから連鎖している。この日はティーショットは必ずしもよくなく、林に7回打ち込んでしまったが(どれもすべて左に引っかけるミス)、スコアを「楽に」縮めるにはアプローチおよびパットの鍛錬が有効であると考えられる。無論、飛距離が出ない分、飛距離を伸ばすこともゆくゆくは大事なのだが, fairway woodの精度を高めることも必要だ。
- 60〜90 ydsのうちわけ
- fairway woodの精度向上 (とくにセットアップが明後日の方向を向いていることがよくある)
3パット撲滅は可能なのか?
珍しく3パットは1度しか発生しなかった。が、2パットがほとんどで合計パット数は35である。ちょっと多すぎる。2番,3番,4番ホールでは連続して「あとボールが1回転したらホールに沈む」というストロークをし、3m〜6mのパットというのは狙って決められるほど容易なものではないのではあるが(現に1mのパットでも簡単にミスをする), そのようなチャンスは幾度となくあるので1,2回は沈められるように自信をつける訓練が必要かもしれない。また、18番ホールでは30cmのパットを外した。。。このような30cm, 40cm程度のパットも緊張した雰囲気の中で絶対にミスをしないための訓練がいる。ゴルフでは「もしこうだったら。。。」という言い訳はつき物だが、その18番ホールでは3-woodのティーショットを林に打ち込んだもののなんとかリカバリーをして4打目をピンの下2m強のところへつけるチャンスを作ったので(ここでdoubleにしてしまったのは)非常にはがゆい。数字で見ると1打や2打の違いだが、成功すれば勢いがついたり、逆に惜しい失敗が続くとリズムが悪くなったりする。1打の差というのは図り知れないほど大きいのだ。
- 30〜40cmの練習 (1 ft.)
- 3m〜5m程度の中距離のパットが成功する確率を上げる (10〜15 ft.)
戦略/考え方次第でやはりスコアは縮むのではないか?
よくよくこの日のプレーを振り返ってみると、"All I need is a bogey.", "A bogey is still a great score to me."と口ではいいながらも、なまじ以前に比べて平均的にスコアがよくなってきたせいか、1)ティーショットではドライバーを頻繁に使い、2)狙って取れもしないParを過剰に狙うようになってしまっている。それがスコアに反映されていて7回も林に入れてしまい, 8IやPWでfairwayへ帰還させるだけのショットを強いられbogeyで収めることを余儀なくされるホールが多かった。そのうち3-woodと5-woodも1度づつ左へ引っかけてしまうミスもある。これはスィングの問題もあるのだが、どうしてもParが欲しいと思い、必然的に「しっかり距離を稼がねば」とボールを強打しようと力んでしまうということに原因がある。やはり今一度自分のハンデなりに戦略を立て、無謀な攻め(確率が極端に低い試みをすること)をしていないかどうか正確に状況判断を行わなくてはならない。そういう前提で見直すと比較的楽にこのコースは90前後でプレーできるはずである。Poppy Hillsにおける96というスコアはUSGA handicap differentialにして20.1なので、(ハンデを考慮して)一応ほぼパー・プレーである。しかしながら、全般に平常心を保ちつつミスが連鎖しても比較的冷静に対処できていただけに96も叩いたのはもったえない。
また来月行ってこようっと。