さらにその後: ファイルシステムが壊れたPowerBookのディスクからデータを取り出す
状況
http://d.hatena.ne.jp/seihiguchi/20060915/1158337006にて、PowerBook G4が壊れたと書きました (ファイルシステムが破損し、ディスクがマウントできず、OSがブートしない)。
その後、FIrewire/USB 2.0両方のインタフェースを持つ外付けHDDと既に購入済のUSB HDDを交換 (購入元のFry'sという電気屋で返品および新規購入)。MAC OS Xをインストールして、そこからOSをブートすることを確認。そしてその新しいシステムに壊れたファイルを修復するソフトを使って、復旧作業をしている。
(画: Tgif, http://bourbon.usc.edu/tgif/)
ファイル復元
うちのMACはマウントができないだけで、その他の書類データ、音楽データなどは健在なようである。以下、3つのMAC用のファイル修復ソフトを使用してみた。
Stellar Phoenix Macintosh | VirtualLab | FileSalvage | |
---|---|---|---|
URL | http://www.stellarinfo.com/mac-data-recovery.htm | http://www.binarybiz.com/vlab/mac.html | http://www.subrosasoft.com/OSXSoftware/ |
価格 | $129.00 | $119.95 (1GBまで) | $89.95 |
試用版 | あり | あり (コピー不可) | あり (コピー不可) |
結果 | 復元不可能 | ライセンス料が高額 | 優 |
VirtualLab
これも試用版から試す。壊れたディスクからデータを読み取ることができ、例えばMP3やQuickTime Movieなどは再生できることを確認した。しかしながら、ライセンス料が高い。基本料金が$119.95。その料金で検索できる範囲は1GBまでである。自分のディスクには元々50GB程度のデータを保存していたため、$7.50 * 49 + $119.95 = $487.45もの莫大なコストがかかる。故にこれも却下。
試用版はデータを探すことはできるのだが、それを別なディスクにコピーしたりすることはできないようになっている。これは次のFileSalvageについても同様。
FileSalvage
まずは試用版にてデータを捜し出すことができることを確認したので、フルバージョンを購入した。3つのモード:Expert, Undelete, Salvageがある。Salvageモードにて全てのディスク領域を修復していたら、開始から30時間以上が経過しても終了せず、どうも途中で処理が固まっているようだ (残念ながらこの課程では目的のファイルを捜し出すことはできていない)。次に、Expertモードにて同じような処理をしている。おおざっぱに3GBの容量を処理するのに1時間ほどかかるので、24時間以上は再度待たないといけない (9/18 9AMの時点で)。