ASPE Annual Meeting 2006にて発表

ASPE (American Society for Precision Engineering), アメリカ精密工学会 (http://www.aspe.net) にて発表した。タイトルは


(High-stability Temperature Control System for LISA)

な感じ。今回の会は参加者数が500人近くに昇り、企業からの参加が多い。自分の発表は朝の8:30-10:00のセッション (Technical Session III)に組み込まれていたためか、聴衆の数(=ギャラリー) が多くてよかった。発表の評判は予想以上によかった。やはり事前に研究グループ内でちゃんとした練習会?を行って適切なフィードバックをもらっていたことが幸いした。自分のアドバイザーもスバラシィと褒めてくれた。


彼も凄い。


今回の会場はシリコンバレーの南、車で2時間ほどの場所にあるMonterey (モントレー)という場所で行われたのだが、彼はなんと全行程を自転車で移動しているのである。往復で350km以上はあるだろう。


さてこの学会は「測る」(measure)こととか、微細, 精密なことを研究テーマにしている人たちがあつまる。加工や研磨、光学装置を使って長さを測るとか、マイクロメートル (10^{-6}\;m 以上の精度での位置決めの制御だとか。LISAも精密工学 (Precision Engineering)の塊みたいなものなので (例えば 21\times 10^{-21} m/mの歪み, strainを検出する必要があるだとか)、会の中では異質なテーマなのだが、立派なPrecision Engineeringである。


日本、JSPE (http://www.jspe.or.jp) からの参加も多かったな。