学校事情(48): 効果的な履歴書 (Resume) とカバーレター (Cover Letter)作成のヒント @ Career Development Center

学校のCareer Development Center (http://cdc.stanford.edu)にて行われた「Effective Resume & Cover Letter for International Students」というセミナーに参加してきました。これから履歴書やカバーレターの更新頻度を上げたり、目的に応じて最適化したりする必要度が高くなってくるので、学習してきたことをかいておきます。数多くのサンプル (resumeとcover letter, CV)も入手できて昼間にわざわざ出かけていった甲斐がありました。

履歴書 (Resume)

  1. 一般に雇用者らは1つの履歴書を読むのに30秒以上かけることがないそうだ。故に履歴書は必ずといっていいほど1ページにまとめるべきであり、走り読みされるものだからVisual Effect(視覚効果)が高いものに仕上げるのがよい。
  2. 学歴などの書式に、特に決まりはない。明瞭に一貫性が守られてまとめられている限りは問題はない。
  3. 応募する業界、会社、狙っているポジションに応じて、「相手が何をもとめているのか」に応じて内容を絞る。30秒しか見てもらえないので(経歴的にはすごいかもしれないが)無駄な情報は載せないでよい。
  4. 学生の履歴書は、学歴 (Education) がメインにくる。過去の経験 (Experience) やその他の特記事項 (Other Sections)はEducationや応募者自身の目的をさらに際立たせる、サポートするものを選んで書くとよい。
  5. 各項目の文(文章)は、ポジティブ (proactive) に書く(書かなくてはいけない)。受け身、控えめ (passive) に書くのは減点。
  6. 結構、ボランティア活動なんかも重要らしい。
  7. リーダーシップやチームワークを発揮したような活動記録もお好きみたい。
  8. 文字の装飾は極力使わずせいぜい太字やイタリック体、下線程度にとどめる。電子提出が多くなってきているため、相手側の環境によっては、せっかく凝った装飾が文字化けの原因になってしまったりする (とくにMS Word形式)。Plain-textで提出するのも、わりと悪くない。
  9. 自分だけ目立とうとして、色付きの紙に印刷して提出するようなこと(例えば青い紙に印刷)をすると、目立ちすぎてresumeを読んでもらえなくなるから、やめておくべきだ。
  10. 提出をする前に複数人の人々に評価してもらう必要がある。雇用者は30秒しか読まないのであるから、評価してもらう人たちにも30秒以内に読んでもらう。そして「何が、印象に残ったか?」を質問してみるといい。自分が期待している答えが返ってこないのであれば、そのresumeは推敲の余地がある。
  11. Resumeはわりと頻繁に更新するため、一度にあまり大量に印刷しすぎない(紙の無駄)。

カバーレター (Cover Letter)

  1. カバーレターは自分自身の紹介 (introduction) をするものであり、自分の履歴書を数多く提出された中からパーソナライズ、ユニーク(唯一無二)なものにするために添えるものである。
  2. 構成としては
    1. 自己紹介および、提出の目的、紹介者がいる場合はその人の名前を含める。
    2. 自分にどのような経験やスキルがあり、なぜそれが求められる人材、理想的な候補者と言えるのかという理由付け。
    3. まとめ、追加連絡 (例えば2週間後にこちらから連絡しますなどと最後に締める)
  3. Emailで提出する場合、通常 (letter用紙に1ページくらい、3,4段落)の長さよりも縮めて本文に書き、Resumeを添付する。だらだら長いemailは(普通)好まれないため手短にする。


今日もらったいくつかの冊子を読んで気がついたことがあれば、追って別エントリーを作ります。