インターンシップのプログラムが終った: 2007 Summer Research Internship Program

Office of Science Outreach (http://oso.stanford.edu/) が主催した理系の学生を増やすことなどを目的とした高校生のインターンシッププログラムが今日で終了しました。今日は11人のインターン生が、それぞれの成果物をまとめたポスターを持ち寄って展示、および終了の証書を授与するReceptionが行われますた。高校生のうちから、大学の研究グループに混じって勉強ができるというのは、すごく羨ましい。今の状況はよく存じませんが、日本の大学でも試しに行ってみるとよいかもしれない。ちなみにこのインターンの高校生たちは、給料付きです。


このプログラムは、1) 家族(兄弟)の中で最初に大学にいく子、2) 経済的に不自由な子 が申し込む権利を得るらしい。で、企画者らしき人に尋ねたところ、一般に広く公募しないそうである。他にもインターンのプログラムの種類はいろいろあるらしのだが、興味のある教授にかけあうのが最も近道だそうだ。うーん、やっぱコネがものをいうのですな。。


さて、僭越ながら、僕が居座っている研究室でも3人のインターンを受け入れたのだが、率直な感想を一言。インターンシップのように短期間で人を雇う必要がある場合には、応募者の技術力や能力を多少重視するひつようがあるかもしれない。なぜなら、期間がとくに限られているため十分なトレーニングを行う時間がないから、即戦力性が要求される。しかしながら、(会社と違って研究室では利益追求を行わないからかもしれないが) 個人の技術や能力よりも、「人柄」や「やる気・意欲」が重要かもしれない。やる気、エネルギーに溢れた人であれば、多少技術や知識が欠けていても、必要に応じて教育して補強して行くことはさほど難儀なことではないと思う。加えて、「コミュニケーション力」か。これは供に作業をしている人々と密に連絡をとり、進歩状況をお互いがきっちり把握するのに不可欠。具体的には、1日に1回くらいはおしゃべり程度でよいので、何ができて、何ができていないか、次にどうするか、などを共有するのは大事だな、と思った。いやー、とはいいつつも、自分も結構できないんですな。。。あとはとりあえず常に, にこにこ笑っているといいことがある。仏頂面、しかめっ面はNG。