大学院卒業後の進路をいろいろ考える -「ウェブ時代をゆく」を読んだ (2/2)

最終的な目標は単純である。よくルーツを辿るとお金持ちになりたいのだ。


前々から、会社を起こしてビジネスをするか、投資をして財を成す方策を探って来た。どうやら副業かあわよくば本業でできることがありそうである。だから、財を成すことは「可能か」「不可能か」でいえば、「可能」であり、既に実践されつつある。こちらへ来たときは、しきりに会社をつくりたいと思っていたのだが、よくよく考えるとそれはお金を作るための一つの手段にすぎないことがわかった。Millionaireになるのが、ゴルフでいえば80を切るくらいなのか、70を切るくらいなのか、難しさははっきりわからないが、不可能ではないことは確かだ (ということは80を切るくらいなのか?)。


もう一要素付け加えると、社会に大して貢献・奉仕がしたい。平たくいえば、世のため人のためになること。だから、特別な手続きや苦労が必要な家庭に足して advocateのような仕事をしてサポートをするとか、一見専門とは全く違う分野でもいい。自分のもっている資質が、他人の幸福になり、わずかでも感謝していただけることがあるのなら、それは非常に嬉しいことです。しかしながら、あくまでも私は技術系の人なので、技術面で貢献できる、もしくはしたいことがあるならそれは「エネルギー・環境問題」だ。例えば、風力発電とか、太陽光発電とか、またはクリーンなエネルギーを利用した乗り物・機械の開発なんかがそうだ。幸いなことに、それら関連の新興ビジネスは盛んになっているし、就職を投資の観から見てもそれらの職業について勉強するのは2倍においしい。新しい技術はできるし、尚かつ投資にもなる。更には、Googleという全く摩訶不思議な会社も高い関心を持っている。個人的にあの会社は単にハッカーだけが働ける場所ではないように思う。大企業で行きたい企業はといえば、GoogleAppleだな。しかし、Appleの組織構造は「ヒトデと蜘蛛」のどちらかというと「蜘蛛」なのかもしれないという危惧があるが。つまりリーダー格の蜘蛛の頭に相当する人物がいなくなってしまった後が心配だということである。


卒業後は、ベンチャー起業、と思った時期もあったが、今の考えでは時間を要する準備も必要なこともあり「確率の悪いこと」はしない。ゴルフで培ったことではあるが、確率の悪いことはしなくても目標は達成できることが多い。あくまでも目標は財を成すことなので、目標到達のパスはいろいろあるはずである。


環境問題の究極的解決策は、もっと具体的な名前をつけるなら、地球環境改善問題を解決。ならば、人類が地上から消し去ることだ。とはいっても、本当にwipe outするのではありません。宇宙に移民させるのであります。そういう方向性での宇宙開発には非常に関心がある。少なくとも宇宙開発は政府主導で行うものではないということは、この過去数年研究グループで活動することで痛感した。少なくとも、卒業後直ちに宇宙開発事業に携わるのは難しい。であれば、間にステップを置くのも手の一つであるはずである。「1打で目標に到達するのが難しいと判断したときは、無理強いするよりも刻む方が利口」なのだ。


多くの人と仲がいいことも非常に重要なので、卒業後はネットワーキングの意味を含めて大企業に努めるのも悪くないなとは思う。どんな組織であれネットワーキングの方法は幾らでもあるだろうが、自分の周りに母集団は多い方がいい。また、元来社交性が低いのでゴルフをするということも非常に役に立っていると自負している。老若男女問わずできるスポーツであるため理系以外の人とも仲良くなれることがある。生活に支障をもたらす程のcommitmentは問題外だが、ある程度の規律の元にマジメに取り組むのは人生に利益をもたらすはずだ。

一般就職活動における100:10:3:1 の法則!?

Dolf De Roos著の「Real Estate Riches」の中で100:10:3:1の法則が紹介されていた。それは、100個の物件を見て、そのうち10件の気に入った物件に対して購入意志のオファーを出し、そのうち3件について資金をつくり (ローンを組む)、最後に1件の物件を購入できる、というものである。元々就職活動を始める際には、150-200くらいのjob listを作ろうと思っていたのだが、この法則を就職活動にあてはめるとこうなるのではないか。

  • 100のめぼしい職を探す。
  • そのうち10件についてインタビューにこぎつける。
  • そのうち3件からオファーを貰う (又は、最終審査にまで残る)。
  • 1つの就職先を見つける。

10や3をどう捉えるかはいろいろ意見が分かれることでしょうが、自分の場合は100件以上のリストは作るようにしたい。

Real Estate Riches: How to Become Rich Using Your Banker's Money

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(続くかも)