金持ち父さん・貧乏父さんにまた感動した

今週から学校に戻るので、正月で錆び付いた頭を磨くために読書でもすることにした。たまたま実家に金持ち父さん (Rich Dad, Poor Dad: What The Rich Teach Their Kids About Money)の本がおちていたのでそれにした。お金の勉強をするための類いの本として最初に読んだのはこれなのですが、当時は最初の3分の2くらいを読んで終わりにしていたのでした。その後部分的に読み返すことはありましたが、今回は日本語版ということもあり、読んでいて新鮮感がありましたな。


Robert Kiyosaki氏については賛否両論かなり分かれる感がありますが、彼の主張は筋が通っており個人的には概ね共感できる。「そんな簡単にいくもんか」と反論はありましょうが、確かに彼の言うことをそのまんま実践しようとすれば必ず未知(むしろ未公開の)問題が生まれるでしょう。ゴルフでいえば、ハンデが2桁の人はドライバーをバッグから抜いたり、クラブの数を減らした方がスコアはまとまるといわれます。例えば故中部銀次郎氏が主張されるように。最初は、フェアウエーウッドになれていなかったり、(例えば)7番アイアンで70,100,130ヤードを打ち分けるのに戸惑い、最初は逆にスコアは悪くなるかもしれません。が辛抱強く鍛錬すれば、次第にスコアは縮まり、ゆくゆくは80そこそこ、70台で回れるようになるかもしれない。私自身、ドライバーを振ったときの感触に惑わされて成績不振である。。。今一度初心に戻りたいものである。

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん


本書257ページにあるパラグラフ「贅沢品は資産に買わせる」という部分に最も関心が及んだかもしれない。その話は、筆者の友達の息子が車を欲しいと言い出した。彼は息子の浪費癖をなんとか改善するために次のような条件を出して車購入に必要な資金3000ドルを手渡した。それは、自分で株式ブローカーを見つけて株を売買し、3000ドルを6000ドルにしたら、そのうち3000は車購入にあてて、残りは大学進学のために貯金しろ、というものだった。最近、個人的に物欲、とくにすぐに出かけて店に行けば手に入る類いの物を手に入れる欲求がとんと減ったと感じているのだが、それでも欲しいものはある。が、このパラグラフを読む前に決めてはいたのだが、全部の案件に関して購入は見送ることにした。理由は生活必需品でなく、教育に必要でもなく、後々に収入をもたらす効果はゼロの「贅沢品」だからだ。


けど、Titleist 755は欲しいぞ。。。今のクラブはパターからウッドまで全て無調整で使っていることと、去年は身体のバランスが割と変化、ゲーム内容の改善を考えると明らかにフィットしていない。だが、ネットワーキングの一貫といえる必要経費かどうかは疑わしい。けど、そういう見かけましに聞こえる理由付けにしたい。。。

「まず自分に対して支払う」という話をしたときにも言ったが、自分を抑制する力を習得できない人は金持ちになるのはあきらめた方がいい。なぜなら、資産からキャッシュフローを生むというのは理論的には簡単なことだが、お金を運用するための精神的な強さを持つ事はひじょうにむずかしいからだ。誘惑に満ちた現代の消費社会では、支出の欄を増やし放題にする方がずっと簡単だ。精神的に弱い人は、抵抗する力がないのでお金は簡単に流れてしまう。そのために貧乏になり、いつも支払に追われることになるのだ。(本書259ページ)

お金もゴルフも「欲の制御」が肝なんですな。敢えて足せば「自分の状態を甘くも辛くもなく正確に評価できる」ことも必要かと。


こういう理由で、ある程度の節度をもってゴルフをするのは非常によいことだと思うんですが。。。