最近みたおもしろい家

ちょっと新聞の片隅に載っていたのでひやかしに目の肥やしに。

Los AltosとMountain Viewの境にある(住所はギリギリLos Altos) とある一軒家。

内部をみてみると前の持ち主が超オンぼろの家を買い取って、必死こいて綺麗に塗り直し、床を張り替え、キッチンを大改造した雰囲気が漂ってきました。庭にはあわてて、壁を塗り替え、裏庭にはチョークチップを急いで敷き詰めた痕跡があり。天井も高くて、敷地面積の割には広く見えるし。ということでてっきり、60-70年代に立てられた家を1-2Mの間で買い取って、大改装して売り飛ばすのだな、と思っていたら、なんとこれが「できたてほやほやの新築 (=brand new)」だと。値段はかなりの強気だと思ったのだが。。。庭先の電線が景観を崩してるし。。


クラシックな感じが好きな人もいるので、そいういう層にターゲットをあわせてつくったのだとか。やはりそういう需要はあるんだな。最近みる新築の家はというと、日本の家のようなマッチ箱的な作りが少なくない。天井が低く、部屋の床面積が少なく、隣の家との距離がつまりすぎていたり、などなど。なので個人的には、築20-30,40年くらいたった家の方が好き。けど、こういう古い感触を醸し出した新築ならよいかなと思ってしまった。


この家で、「この大工は野郎で台所にたったところはないな」と思ったのが、コンロの周りに複雑な彫り込みを入れたり、凹凸の激しいタイルを張り巡らしている点だ。台所仕事をする人はよくわかると思うのだが、調理をしたときの蒸気は壁にしつこく汚れを残す (壁だけでなく実は床や、コンロとは反対側の壁も)。とくに油がやっかい。油を綺麗に拭き取るには、平なタイルか、もしくは真っ平らなステンレスがもっとも都合がいい。入り組んだ凹凸のある彫刻などがあるのは(掃除という観点では)ご免被りたい。外観も重要だが、機能性を考えると、「なんだこの設計は。。。」と思うデザインが少なくない。とくにキッチン周り。


ゴルフクラブも然りだが、クラシックなデザインは好きだな。。。
(最近の新しいデザインは受け入れ難い)