Stanford University 学校事情 (14): 時間の使い方


生活パターン・時間の使いかた

毎日の時間の使い方をパターン化できるほど単純ではないのであるが(毎日毎日変化する), 強いて分類してみると... という前提に基づいて書いてみる.

最近こういうエントリーを書く目的がこうなっている. 「よく頻繁に質問されるので, 答え方の雛型を作る (そして楽をする)」

実は書いている本人がくだらないなーと思いつつ書いているが, ネット上に棲んでいる誰か一人位は興味を持って読んでいただけると幸いでございます.

パターン 1: よく学ぶ型

07:00 - 08:00: 起床・洗面(シャワー)・朝食
08:30 - 09:00: 研究室へ到着
 (研究活動)
12:00:        昼食
16:00 - 17:30: ジョギングへ行く
18:30 - 20:00: 夕飯
20:00 - 01:00: 家で研究・宿題・読みたい本を読むなどする. 
解説

当然ながら, 研究室にいる間の時間に日によってはMTGがあることがあります.が毎日のことでは無いのでパターンから除外. 連絡などはemailやwikiでやる.

気分や体調によっては, 研究室でなくて, ずーーと家の中で勉強することもある.

通学は最近(2005年秋)は, 大体自転車. 運動量が足りないなーと思うときは徒歩にする (往復で6,000歩くらい).

学校の食事事情は史上最悪で, 「まずいものに高いお金を出していやいや食べるくらいなら食べない」ってことでLunch抜きになることが1週間に1回くらいあります (ビジネススクールなどで売っているサンドイッチは除く). また, 「昼飯, どうしよっかなー」と机の前で考えながら, 気がついてみると3pmになっていたりして, 結局夕飯まで我慢したりなど...

最近はmasterの頃に比べて授業の数が減ったので時間の使い方に自由度が相当増しました.

ジョギングは1日おきくらいを目安に実行. 最近は日が堕ちるのが早くなった(5pm)ので, 暗くなる前に済ませる. (夏場は6pmくらいから) Dish (http://dish.stanford.edu/)という学校の裏にある丘に素晴らしいウォーキング・ジョギングコースがあり, アップダウンがしっかりあってよい場所です. 家から往復して10kmくらい?

夕方は外へ食べにいくことは当然ありますが, 毎日外食するほど経済力がない(加えて、"近くに"安くてそれなりに口に合うものがない)のでこれもパターン性から外れる.

夕飯は大体うちで作ることが多い. 和・洋・中と気分と予算、冷蔵庫の備蓄品と相談して決める. だが, 最近は「暢気に作る暇があったら, 研究活動をしたほうが...」というアルゴリズムで動いているので, いい加減に「おかゆ」とか, 「ベーコンと野菜を炒めて、トマトソースと絡めた超手抜きパスタ」で済ませることが多くなった. 栄養が偏りがち. ってことを考えて「ひじきと干し椎茸を醤油と酒・砂糖でさっと煮た, 混ぜごはん」なんていう即席料理を作ってみたりとか...

基本的に寝ないと活動力が極端に低下する性分なので, (推定平均)睡眠時間は6〜7時間くらい...


パターン 2: よく遊び・よく学ぶ型

(01:00 - 03:00: bloggingなど、右脳を使うこと... )
03:00 - 06:00: 就寝
06:00 - 07:00: 起床して, 軽く朝食をとり, ストレッチを入念に行う
07:00 - 09:30: 学校のゴルフコースにて9ホールだけ回る. 
10:00 - 12:00: 研究室へいく
12:00        : 昼食を買いに行って, オフィスへ戻る
      - 18:00: 研究室
19:00 - 20:30: 夕飯 (睡眠時間が少ないので, 身の安全のため運動はしない)
21:00 - 01:00: 研究活動・書類処理・など, いろいろ
解説

これは冬時間で, 日ノ出が7amの場合の例. 夏など夜明けが早い場合は6amくらいにスタートして8:30には帰宅, 9amから普通に勉強に取り掛かる, ていう具合になる. ただし、前に亀のごとく極端なスロープレーヤーがいなければ! (多いんですよ, 特に最近.)

夜は, 最近はだいたい家で活動する. 家の方が, PCが複数台あるし, キッチンはすぐそこにあり, 人口密度が低いので, 仕事の環境としてはやりやすい.

ただ, 夜になると寝てしまう確率が高くなるので, 頻繁に6〜8カップくらいコーヒーをつくる(で全部飲む)のだが, 近頃は眠気抑制には全然効かない (飲み終わるころには眠気のピークがやってくる). 対策としては, 朝とかに大量に作っておき, 夜に(冷めて不味くなったものを)一気に飲むと若干効果があったりする.

Paul Graham氏のWhat Business Can Learn from Open Source (http://www.paulgraham.com/opensource.html) には, 作業環境と生産性について興味深い記述がある.

Another thing blogs and open source software have in common is that they're often made by people working at home. That may not seem surprising. But it should be. It's the architectural equivalent of a home-made aircraft shooting down an F-18. Companies spend millions to build office buildings for a single purpose: to be a place to work. And yet people working in their own homes, which aren't even designed to be workplaces, end up being more productive.
(引用)

自分の場合, 研究室もそれなりに快適にすごせるようにしているので, どちらともproductivityはよいのです. 大きな理由としては, 気分転換を兼ねてということと, 人にあまり夜遅くまで研究室に閉じこもっているというイメージを持たれたくないという変な世間体を気にするので夜は大体家で(こそこそ)活動します. 今の時代, ネットで全て繋がっているし, webブラウザとシェルが使える環境があれば大概のことはできる世の中.

週末

よく「週末は休みなのか?」と尋ねられます. TechnicallyにはYes. ただ, 自分の場合, 週末も平日もあまり区別がない, というかしていない. 月〜金はやはり研究活動が主体. 土日も研究するかどうかは気分と日程次第. 週末にずーっと机の前に座っていた場合は, 気分転換として月曜日に軽く気分転換をするとかは十分ありえる. なので↑のパターンは週末のすごし方にも当てはまることがある.

とはいうものの, 週末は80%くらいは研究以外のことをすることが多い. advisor に emailを出したりしたり, 実験装置が不意に止まったりした場合にデバッグしたりすることはあるが...