冥王星探査機が地球を出発
17日に世界で初めて冥王星(Pluto)へ向けて探査機が打ち上げられる。カイパーベルト(Kuiper Belt)という無数の小惑星(というよりも氷の塊というほうが正しい)が太陽系の端、海王星の軌道の外を土星の輪のように回っている。冥王星も(惑星ではなくて)実はそのカイパーベルトの一部だと考えられていて、冥王星を詳しく調べることは、私たちの太陽系の起源を理解するために重要な手がかりとなりうるらしい。
打ち上げられた探査機は、来年(2007年)の2月〜3月頃に木星に接近し、その重力を利用して加速する。そして、2015年に冥王星に接近する予定である。カイパーベルトに達するのは2016-2020年ごろらしい。随分と先のようだが、あっという間に2015年なんてやってくるだろう。
地球と冥王星の距離は、6億キロほど。光の速さで、4時間半かかる。光が、この世に存在する中で最も高速だという。たかだか太陽系の端に到達するだけで、数時間かかるのならば、太陽系外の惑星へ冒険し、知的生命体に巡り会うというのは現在のテクノロジーのスケールでは夢物語。相対性理論によると、光速で移動をすると静止している物体の時間に比べて、恐ろしく時間がゆっくり進む。それを利用すれば、例えば光速移動可能なスペースシップ(spaceship)があったとして、その乗組員が一生を終える前に別な銀河系の惑星に行き着くことは可能(理論的に)。つまり、人の一生(80年とか)の間に◯◯◯光年という距離を移動することはできる。その間に地球上では、何100年という時間が過ぎるのであるが。。。(数字の桁数は自信がない)
地球にやってきている地球外生命体の移動手段は時空を移動するワープ?それとも単純に◯千年と寿命が長いのか?
相変わらずまとまりがない。日記だから仕方ないとして片付けておこう。
冥王星についてのリンク
- Wikipedia (EN)
- http://en.wikipedia.org/wiki/Pluto
- Wikipedia (JP)
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A5%E7%8E%8B%E6%98%9F
- space.comにあるarchive集
- http://www.space.com/missionlaunches/0601_pluto_newhorizons_archive.html
科学の基礎知識は、ニュートンを読むとよくわかる。残念ながら、アメリカに来てからニュートンのように「難しいことを、庶民にわかりやすい文章と芸術ともいえる絵(visual aid)」で解説している雑誌(気軽に読める紙媒体)にはまだお目にかかったことがない。単に知らないだけかもしれない。Amazonで買ってもいいんだけど。
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実家に帰ったときに、「焼き芋」を食べることと、これらの本をチェックするのを忘れてきたなー。