抹茶とクリームチーズのパウンドケーキ
思いつきで作製. 通常のパウンドケーキの材料に, 抹茶の粉とクリームチーズを混ぜてつくるタイプである. クリームチーズを加えるため、バターをいつもよりも少なくしている.
パウンドケーキは加える材料によって幾通りもの味を表現することができ、かなり手軽に作れて、失敗しにくく、得られる評価も高いというハイ・コストパフォーマンスなお菓子である. 仕上げに粉砂糖をふり、生クリームや煮詰めたイチゴのペースとを添えたりして、おもてなし料理のデザートにしてもいいし、手軽な朝食、または、セロファンとリボンで飾って簡単なプレゼントにもなる(はず)という、オールマイティーな一品. 型もパウンドケーキ型ではなくて、マフィン型でもOKだし、丸型もなおよし.
今回は抹茶とクリームチーズだが、他には
- すりおろした人参 + ナッツ類
- バナナ + チョコレート + アーモンド
- ブランデーに数週間つけ込んだレーズン
- オレンジの皮をすりおろしたもの
などなど.
マーブルに仕上げることは意外にも簡単. まずは基本の生地をつくり、型に流し込む前の状態で生地の1/3程度を別なボウルに取り分けて抹茶や溶かしたチョコレートやココア、紅茶エキスを混ぜる. そして2種類の生地を1つのボウルに移しへらで3回くらいざっくりまぜる. このとき混ぜすぎないことが肝心. あとはいつものように型へ流し込むだけ. 次はチョコレートと紅茶を使った3色マーブルでも焼いてみよう.
材料
- 卵 1個 (2個が望ましいかも. うちには1個しか冷蔵庫になかったので...)
- 砂糖 120g (やや少なめ)
- 無塩バター 90g
- クリームチーズ 60g
- 薄力粉 180g
- ベーキングパウダー 大1 (ちょっと多いかも)
- 牛乳 50cc (生地の固さと相談しつつ調整)
- プレーンヨーグルト 大2
- 抹茶の粉 大1
- ブランデー 少々
-
- ブランデーや抹茶の量は割と適当. 「こんなもんかなぁ〜」と直感を信じて加えます (菓子づくりにおいて材料の分量を正確に守るのは第一原則ではあるのだが...).
- 卵、バター、チーズ、牛乳、ヨーグルトは事前に室温に戻しておきます.
- 食べた感じでは、ややぱさぱさ感があり、しっとり感がないので、ヨーグルト、牛乳を若干増量してもよいかも.
作り方
- バターとクリームチーズを、滑らかなクリーム状になるまで混ぜます.
- 砂糖を数回に分けて加え、溶きほぐした卵を更に加えて混ぜます.
- ベーキングパウダーと薄力粉は合わせてふるっておき、半分の量を2.のボウルに加えて、木べらでさっくり混ぜます.
- ここでヨーグルトとブランデーを混ぜます.
- 残りの粉を加えてまぜ、牛乳で固さを調整します.
- 生地の1/3ほどを別なボウルに移し、抹茶の粉を混ぜます.
- 6. と 7. の生地を木べらで軽くまぜてマーブルができるようにします. 混ぜすぎるとマーブルにならないので要注意.
- オーブンシートを敷いた型に生地を流し込んで, 170℃のオーブンで40分程度焼きます.
- 竹串でさして、なにも付いてこなければ完成.
パウンドケーキ類は3日程度置いたころが味がなじんでよい具合です. 経験上1日置くよりかは、サーブする直前に焼き上げたものの方が美味. とくにブランデーにつけ込んだレーズンを入れた場合は味が格段に違います.