学校事情(29): F1 VISAを更新するには --- 近い将来に備えてのメモ

seihiguchi2006-03-29


F1 VISAの有効期限が次第に迫ってきている. 来年に切れてしまうのだが、それまでに学位を取るというのは不可能に近い. 万が一取れるとすると, Ph.D.を(2004年から開始して)3年で取ってしまうのだから、平均的な数字(4〜6年)から考慮しても自分の状況と能力から判断して無謀な計画だ. 予期しない面倒なことに多々巻き込まれていくことは容易に想像ができるので、その苦労を多少なりとも軽減させるためにメモをしておく.


必要なもの


Department of Stateのページによると, 以下のものが必要なようである.

  • 有効期限内のパスポート (2013年まで有効なので問題なし)
  • 有効なSEVIS I-20 (2008年までは最低OKだったはず)
  • SEVIS I-901 fee (SEVISの処理手数料, 問題無し)
  • DS-156, DS-158 (申し込み用紙, 問題なし)
  • 顔写真 (顔に問題あり)
  • 大使館で面接 (運次第)


更新するために必要なもの:

All applicants applying for renewals should be prepared to submit:

  1. A certified copy of your grades from the school in which you are enrolled;
  2. financial documents from you or your sponsor, showing your ability to cover the cost of your schooling.

基本的に手数料を支払い, 書類に記入したり、成績表を入手するくらいは朝飯前なのだが, 最後の「financial documents」に難がある. 自分で準備できるとすごい(寧ろ怪しまれる?) のだが、可能性は 10^{-100} %くらいである. 通常はRAをもらっている研究室、研究グループ、リーダーの教授などに書類を作製してもらうのだが、現在うちの研究グループ (LISA, Laser Interferometer Space Antenna) にはまったく研究費が入ってきていない. この状況はしばらく(または永久に)続きそうなので年末または来年の年明けに「書類を一枚作ってください」とお願いしても、「金がないから無理だ」と断られる恐れがある.それさえなんとかすれば, 時期が近くなったらVancouverへ遊びにいくついでに更新したりできる.


これからしばらく ( >10年くらい?) はこういった「funding」と「immigration」の問題に一喜一憂することを楽しみながら生活しなければならないのだろう.


余談

Vancouverと言えば, 2003年9月頃に友人がVISAを更新するついでに付いていって, 帰路, アメリカへの再入国をめでたく拒否されてしまったことがある. このころちょうどI-20の仕組みが変更されて, SEVIS I-20という名称に変わりそれに伴い全てのI-20が(自動)再発行された. その事実を知らず, 更新されたI-20を持たずして国外退出したわけなので, 入国を許可されるわけがない. その3日後に更新されたI-20を入手して帰宅したのだが, 入国・出国審査では特別室へ御案内されてほぼ犯罪者扱いされてしまいました...