飛ばさないでハンデ18を達成するには....

seihiguchi2006-01-14



ハンデ18以下を目指すのが今年の目標なのだが、これがなかなか簡単なようで難しい。要は、「ボギーを自分のパーだと思ってプレーする」。そうすると、Par72のコースでは72+18=90というスコアで回る寸法である。


またしても、「ゴルフはやさしい」を参照。

こういう前提を、もう一度よく理解してください。こういう観点に立つからこそ、最大の飛距離を求めるような愚は避けましょう――と、わたしは口を酸っぱくして言いつづけているのです。
  例えば、あなたの飛距離がドライバーの真っ芯を食って230ヤード、スプーンで200ヤードだとしましょうか。だとすれば、420ヤードのパー4ホールは2オンできるか?
 これが最大の問題です。届く距離なら乗るはずでしょうか?あなたがスクラッチ・プレイヤーでもないかぎり、答えは「否」です。届く距離なら乗せられる ――ことはない。その証拠にあなたは400ヤード以下のパー4ホールでも、2打では乗せられないではないですか。

わたしがもしハンディ18なら、420ヤードのホールではこうします――まず、スプーンで190ヤードも飛べばいいと思ってティショットする。二打目はライ次第ですが、今度は5ウッドで170ヤードぐらいのつもりで打つ。これで、大きなミスがなければ(たぶん、そのクラブでの最大距離を打つつもりはないのでミスも少ないはずです)360ヤードほどは飛んでいるでしょう。そう、残りは60ヤードに過ぎない。ここで三打目をPSのスリー・クオーターで打つか、SWでフルショットするかは、自分がどっちが得意かによります。いずれにしても、この距離ならまずグリーンをはずすことはない。ピンまでは遠くてもグリーンには乗る。これがハンディ18のゴルフなのです。
  面白いことに、こういうゴルフをつづけていると、アプローチ・ショットがピン傍に乗ることもある。パーがとれるわけです。
 こうしてパーが6ホールで出たりする一方、長いパットを3回かかったりもしますから、トータル87ぐらいで上がるとすると(これが、上がれるのです)そのときわたしはすでに、ハンディ15の域に達している。
 いつもながら飛ばそう、届く距離は乗せようと思っているかぎり、こういうことは起こらない――と、わたしは断言します。その証拠は、あなた自身のゴルフの低迷です。

出典: 中部銀次郎、ゴルフはやさしい - 第29回 着実にスコアを縮める法
URL: http://www.shueisha.co.jp/golf/golf-29.html


Par 4はPar 5としてプレーすればよい. 2打でグリーンに乗せられればもうけもの、3打で乗せることを基本とすればいいというわけである。そうすると、250ヤードを超えるドライバーショットを放つことができなくても、200ヤード程度の(次打がちゃんと打てる地点にボールを運べる)ティーショットで十分。


420ヤードでなくて、これが短い330ヤードのPar 4だったら、当然?次打はグリーンを迷わず狙うでしょう。もし190ヤードのティーショットが打てたなら、状況によりますが、自分は恐らく6Iくらいを使うはず。140ヤードを6Iで打ってグリーンに乗る確率は、恐らく30%未満。あるいはもっと低いかもしれない。


そこで必要になるのが、「ショートゲーム力」。如何にチップとパットで、ミスをカバーできるかがスコアを縮める上で最も重要かつ、楽に実践できることだと思う。


ハンデ18程度のレベルでは、無理して飛ばす必要がない、といえる。その上になれば必要であろうが。


以前、3-Woodをまっすぐ打つ練習をしていたときに、単純に「どうやったらもっと飛びますか?」とコーチに聞いた。すると、「見たところ、キャリーで最大210ヤードくらい飛んでいる. それをもっと伸ばすには、そりゃ当然、ヘッドスピードを上げる必要があるな. だけど、毎回210ヤード飛ばしているわけではないね. 時にはスライスしたり、あたり損ねてトップしたりとかある. 平均して、つまり毎回210ヤード飛ぶように練習しなさい. 平均値が上がるにつれて、最大距離もそれに伴って伸びてゆくだろう」というのが答え。ちなみのそのコーチは、大男で300ヤード超のドライブを放ち、1Iを振り回す強者だが、ショートゲームを最も得意とする。なんでも、コースデビュー時のスコアは140くらいだったのだが、グリーン周りは楽勝だったみたいで、(18ホールで)21パット、2チップイン, 2サンドセーブだったらしい。

要するに、Consistency を上げるようにするのが、「飛ばす」ための一条件。