コースマネージメントを見直す: 考え方次第で5打, 10打スコアが変わる。

ゴルフについては独立したページで続いております:
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例えばコースマネージメントについては:

が参考になるかもしれません。


ゴルフというのは、不思議なスポーツである。


ショットがいくらよくても、


パットがどんなにすばらしくても、


ウッドの調子が良い日は、アイアンの調子が最悪だったり、


綺麗にショットが決まったものの、グリーンでホッケーをしてしまったりして、


技術力の向上だけでは、上達しにくい。(競技者、プロのレベルになると、「勝てない」かな?)


Bobby Jonesが言うには、ゴルフは「耳と耳の間で行うもの」だそうだ。よって、よいスコアでプレーするためには、頭を使わなくてはならない。


。。。。。ということで、練習しないでスコアをよくすると豪語しているわりには、マネージメントが巧くゆかず乱調ぎみである。。。

Par-4ホールの攻め方の検証

以前、下図のような白ティーから400ヤードくらいのPar-4をプレーした (Eagle Ridge, 5番ホール)。

結果は, 4オン 2パット (+2)。


このホールはフェアウェイが川で分断されており、グリーン左側は全て池になっている。このコースでの、コースハンディキャップは16。ゆえに、18ホールで平均して16回ボギーであがって"パー・プレー"になる。18ホールの中には短いPar-3が3つあり、比較的やさしいPar-4, Par-5もあるので、このホールで無理にレギュレーション通りのプレーを強行しなくてもよい。(結果論だが)この日のPar-3ホールでは, バーディ1個, パー3個を盗んだので, ボギーゴルフで考えると5打の余裕を稼いでいる。


だから、無理せず3打でグリーンに乗せて、うまく寄せられればパーがとれる、ボギーにするのも難しくないな、、、



ティーショットは、3-woodか5-wood, 5-ironでも十分だろう。



。。。。。と事前には、考えていたのだが、何を血迷ったか、そんな冷静な考えはティーグラウンドに立ったときには消えさっていた。


  • 1打目: ドライバーで打つ (めっちゃパーを狙いにいっている)。これが間違いの始まり。 落ち際からドローになって、左ラフ。
  • 2打目: グリーン真中まではおよそ170ヤード。自分のショットは左(ドローになりやすい)のと、170ヤード超のアプローチでは正確性が低いので、この距離でグリーンを狙うのは非常に高い確率で危険である。というところまでは判断した。ゆえに、グリーン右側にあるバンカー手前にボールを運んで、3打目のよせに賭けてみよう、と意図した。バンカー手前までは、150ヤード弱 (だったかな?) このくらいだったら、6I, 7Iくらいで軽く打っておけば、たいして曲がらず安全に打てる。が、なぜかわからないが、手にしたのは4I。しかも、打った跡を検証するとセットアップはピンに向かっていた。この日は、池寄りにピンは立っていて、絶対に狙うべきでない場所にある。
  • 結果は、明白。ボールとクラブフェースのコンタクトが薄く、しかも左に引っかけて、見事な池ポチャ。
  • 4打目をグリーンに載せて、2パット。6打でホールアウト。


さて、何が悪いのか。


球を打つ技術も然りであるが、諸悪の根源はレギュレーション通りにパーやバーディーを狙いたいという「欲」である。ダブルボギーで上がってしまったことは無論よくない。が、最悪なのは、意図を明確にしないで行動を起こしていることである。


まずこのホールで目指すべきスコアを曖昧にしている。事前計画では、「ボギーであがること、5打であがること」と設定していたが、当日実際ティーに立った時点では、「パーを狙って、失敗したらボギーに切り替える」というどっちつかずの設定をしている。400ヤードのPar-4であるから、グリーンに2打で到達するには、ティーショットで220-230ヤード以上は稼がないと難しい。だからドライバーを選択したと思う。だが、「一体、どれくらいの確率で220-230ヤードを打ち、フェアウェー(もしくは次打がやさしくうてる場所)を捉えることができるのか?」をまったくこの日のマネージメントは考慮していない。


せいぜい、通常5回に1回程度、よくても3回に1回程度の確率である。さらにこの日はこの5番ホールに到るまでに、

  • 第1ホール: 左にひっかけて100ヤード程度。。。
  • 第2ホール: Par-3 (8-Iron)
  • 第3ホール: トップして、180ヤード程度。。。アプローチの距離の測定ミス、4パット(自分の足にボールを当てるなどして)合計8打。
  • 第4ホール: 大きくフックして、OB。打ち直しでフェアウェーセンター。

と、決していいボールが打てていない。だったら、この事実(観測結果)をもとに、decision makingのプロセスを順応 (adapt) させるのが当然ではなかろうか。


プロのように常にパーやバーディであがりたいという欲、無謀な試みを抑制し、柔軟に状況判断+意志決定を行うこと、これは技術面の向上と同等に重要であろう。

そして、同じ過ちを繰り返す

同じ第12番ホールにて:

このマネージメントはありえん。第2打目を同じ様に池に落とすのがありえん。